Volkswagen T‑Roc VS Audi Q3 類似車種徹底比較

T‑Roc
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フォルクスワーゲンのT‑RocとアウディのQ3は、同じMQBプラットフォームを使う“兄弟”SUV。

サイズ感も価格帯も近く、「カジュアルに乗れるドイツ車」を探す男性にはどちらも魅力的ですが、キャラクターは意外と違います。

本記事では全長4.2 mクラスのT‑Roc4.4 mクラスのQ3をテーマに、スペック・走り・維持費まで深掘りします。

ボディサイズ&デザイン

  • T‑Roc:全長4,236 mm×全幅1,819 mm×全高1,587 mm。横幅が抑えめで日本の立体駐車場にも入りやすいサイズ感が武器です。
  • Q3:全長4,485 mm×全幅1,843 mm×全高1,567 mm(豪州仕様)。ひと回り長く、フロントマスクはシングルフレームグリルが強調された“アウディ顔”。​

デザインではT‑Rocがカジュアル寄り。ツートーンルーフやR‑Lineのスポーティな装いで遊び心を演出。一方Q3はメッキの縁取りやシャープなLEDでラグジュアリー感を押し出しています。

パワートレイン&性能

主なエンジン最高出力/最大トルク駆動方式0‑100 km/h*
T‑Roc1.0 L TSI/1.5 L TSI/2.0 L TSI/2.0 L TDI110 PS〜300 PS / 200 Nm〜400 NmFWD or 4MOTION4.9 s(R)〜10 s台
Q3 45 TFSI2.0 L TFSI228 hp/251 lb‑ftquattro7.3 s

*メーカー値・グレードにより変動

  • T‑Rocはエントリーの1.0 L 3気筒からゴルフGTI並みの2.0 L Rまで選べる“幅広コンビニ方式”。燃費と軽快さを取るか、馬力を取るかを予算で選べます。
  • Q3は日本導入グレードを45 TFSIに一本化。2 Lターボ+8AT+quattroでバランス型の仕上がり。街乗りでは低速トルクが太く、高速では直進安定性が光ります。

乗り味の違い

  • T‑Roc:ステアリングが軽く、足まわりもしなやか。17〜19インチで選べますが、18インチまでなら乗り心地◎。
  • Q3:quattroの恩恵でコーナー出口の踏ん張りが高く、直線の伸びも余裕あり。そのぶん車重+100 kg前後で、低速域では“どっしり”感が出ます。

室内と実用性

  • ラゲッジ容量はT‑Roc 約445 LQ3 約530 LとQ3が優勢。ただしT‑Rocは荷室開口部が低く、重い荷物の積み下ろしが楽。
  • 後席はホイールベースの長いQ3が足元・肩周りとも余裕。大人4人で長距離を走るならQ3が有利です。

装備&インフォテインメント

主な標準装備T‑Roc LifeQ3 Premium 45
デジタルメーター8.0‑inch10.25‑inch
インフォテインメント8.0‑inch + Wireless CarPlay/Android Auto8.8‑inch MMI (10.1‑inch OP)
運転支援ACC, Front Assist, Lane AssistACC, Lane Dep‑Warning, 360° Cam(OP)

装備差は年次改良で縮小中ですが、LEDマトリクスライトや360°カメラはQ3の方が上位グレードで入りやすい印象です。

価格&リセール

  • T‑Roc:日本価格がおおよそ399〜665万円(R‑Line/R除く)。マイナーチェンジで内装質感が向上し、リセールはゴルフ並みに安定。
  • Q3559〜639万円(Premium/Premium Plus)。ブランド力のおかげで3年残価はT‑Roc比+5〜8 ptが目安。

維持費・メンテナンス

  • 燃費:1.5 L T‑Roc(WLTC約15 km/L)とQ3 45(EPA換算約11 km/L)が目安。ターボ車らしく踏み方で差が出やすいです。
  • 車検・消耗品:共通プラットフォームなので部品価格は似通いますが、アウディ純正品の方が工賃・パーツ単価が1〜2割高め。

まとめ - どっちを選ぶ?

こんな人におすすめ選ぶべきモデル
毎日の街乗り中心、駐車場がタイト、遊び心を求めるVolkswagen T‑Roc
高速移動が多い、後席に大人をよく乗せる、ブランド性を重視Audi Q3

両車とも“ちょうどいいサイズ”ですが、T‑Rocはライトウェイトな走りと価格の手頃さQ3はquattroの安心感とプレミアム感が決め手。

試乗でハンドルを握り比べれば、自分のライフスタイルに合うキャラクターがきっと見えてきます。

最後に一言。クルマ選びはスペックだけでなく整備環境とアフターケアも大切。

購入前に近隣でVW/Audiディーラーや専門ショップのサポート体制を確認し、愛車ライフを万全にスタートさせましょう。

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