動力がうまく伝わらないと、クルマは走れない!
「アクセルを踏んでも加速しない」「発進時にガクガクする」「ギアチェンジ時に異音がする」
――そんな症状、見逃していませんか?
それは、トランスミッションや駆動系のトラブルが原因かもしれません。
特にVolkswagenでは、DSGやハルデックスカップリングといった独自機構が多く、不調の原因が分かりにくいことも。
この記事では、以下のような駆動系の不具合についてまとめました
それぞれ【詳しい個別解説記事】もリンクしているので、症状に心当たりがある方は、ぜひチェックしてみてください!
\駆動・トランスミッション系の不具合の詳細/
パーツ名 | 主な症状 | 修理費用目安 |
---|---|---|
トランスミッション(DSG含む) | ギアが入らない、シフトショック、もたつき | 10万~30万円 |
クラッチ(MT/DSG) | 滑り、焦げ臭い、加速不良 | 10万~20万円 |
DSGメカトロニクス | 警告灯、発進できない、ギア抜け | 20万~35万円 |
ハルデックスカップリング | 異音、カーブで引っかかる、後輪不動 | 5万~15万円 |
駆動・トランスミッション系ってどこ?
ざっくり言えば、「エンジンの力をタイヤに伝える一連の仕組み」です。
主な構成パーツは…
これらのどこかに不具合があると、走行に支障が出たり、安全性が損なわれたりすることがあります。
【パーツ別】よくあるトラブルと修理費用
以下、パーツごとにトラブルの特徴・対処法・修理費用をまとめました!
1. トランスミッションの不具合
【よくある症状】
- シフトショックが大きい
- ギアが入らない
- 発進時にもたつく
【原因の一例】
- DSGの内部摩耗
- オイル不足/劣化
- センサーやソレノイドの異常
【修理費用の目安】
10万~30万円(軽微ならオイル交換、重度は載せ替え)
👉 詳しくは:[トランスミッショントラブルまとめ記事はこちら]
2. クラッチの摩耗・滑り
【よくある症状】
- 加速時に回転数だけ上がる
- 発進時に焦げたニオイ
- クラッチペダルが重い/軽すぎる(MT車)
【原因の一例】
- 摩耗限界
- オイルのにじみでクラッチが滑る
【修理費用の目安】
10万~20万円(DSGクラッチ含む)
👉 詳しくは:[クラッチトラブルまとめ記事はこちら]
3. DSGメカトロニクスの不調
【よくある症状】
- 警告灯点灯(ギアボックス異常)
- ギアが突然抜ける/選択できない
- 発進できない
【原因の一例】
- 油圧系のトラブル
- 電気信号エラー
- ソレノイドバルブ異常
【修理費用の目安】
20万~35万円(新品交換時)
👉 詳しくは:[DSGメカトロニクストラブルまとめ記事はこちら]
4. ハルデックスカップリングの不良(4WD)
【よくある症状】
- カーブで後輪が引っかかる感じがする
- 異音(ゴゴゴ…、バキッ)
- 雪道などで空転しやすくなる
【原因の一例】
- オイルの劣化・詰まり
- ポンプ不良
- 内部クラッチ不調
【修理費用の目安】
5万~15万円(ポンプやフィルター交換)
👉 詳しくは:[ハルデックストラブルまとめ記事はこちら]
よくあるトラブル症状と原因一覧
症状 | 想定される原因 |
---|---|
ギアチェンジ時のショック | DSG内部摩耗、オイル劣化 |
加速時に滑る感覚 | クラッチ摩耗 |
ギアが勝手にニュートラルになる | メカトロニクス故障 |
カーブ中の異音・挙動不安定 | ハルデックスの作動不良 |
ギアがまったく入らない | DSGユニットか制御系トラブル |
修理時の注意点とアドバイス
早めの異常診断がカギ!
異音や違和感を感じたら、プロの診断を。
専用テスターでDSGやメカトロニクスのエラーを読み取れます。
部品交換だけが選択肢じゃない
VWやAudiのDSG部品はリビルト対応が可能な場合も多く、
新品より10万~15万円安く修理できることも!
オイル管理はトラブル予防の第一歩
DSGやハルデックスはオイルの劣化が性能低下に直結します。
走行距離5万km~6万kmでの交換が理想です。
駆動系の不調を見逃さないで!
パーツ名 | 主な症状 | 修理費用目安 |
---|---|---|
トランスミッション(DSG含む) | ギアが入らない、シフトショック、もたつき | 10万~30万円 |
クラッチ(MT/DSG) | 滑り、焦げ臭い、加速不良 | 10万~20万円 |
DSGメカトロニクス | 警告灯、発進できない、ギア抜け | 20万~35万円 |
ハルデックスカップリング | 異音、カーブで引っかかる、後輪不動 | 5万~15万円 |
駆動系のトラブルは、エンジン以上に「走り」に影響する重要部分です。
しかも症状が軽いうちなら、10万円以下で済むケースもあります。
「最近シフトショックが大きくなったかも?」
「ギアの入り方が前と違う気がする」
そんな違和感があれば、早めに点検を受けましょう。
\駆動・トランスミッション系の不具合の詳細/
快適な走りと、安全なカーライフを守るために。
今のうちに、点検と情報収集をしておきましょう!
パワートレイン系(エンジン・駆動・排気・冷却)の不具合と修理費用まとめ
エンジン | エンジンオイル | ターボチャージャー | トランスミッション |
クラッチ | DSG | DSGメカトロニクス | エキゾーストマニホールド |
インジェクター | オルタネーター | 燃料ポンプ | 排気システム |
EGRバルブ | DPF | ハルデックスカップリング | アドブルーシステム |
スロットルボディ | タイミングベルト | スパークプラグ | O2センサー |
NOxセンサー | 冷却システム | ウォーターポンプ | ラジエーター |
サーモスタット | リザーバータンク |
都道府県別 VWの修理・メンテナンスができる整備工場まとめ
北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 |
秋田県 | 山形県 | 福島県 | |
茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 |
神奈川県 | 千葉県 | 東京都 | |
新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 |
山梨県 | 長野県 | 岐阜県 | 静岡県 |
愛知県 | |||
三重県 | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 |
兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | |
鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 |
山口県 | |||
徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 |
福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 |
大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 |
Volkswagenの修理・メンテナンスを普通の車屋さんが受けてくれない理由は?
専用の診断機が必要だから

Volkswagenなどの輸入車は、OBD(車載診断機)につないでコンピューターの状態をチェックするんですが、これが専用の診断機(VCDSやODISなど)じゃないとしっかり見られないんです。
国産車用の汎用診断機では対応できない項目も多く、「とりあえずチェックランプ消す」くらいはできても、根本的なトラブルの原因追及が難しい…。
➡ 普通の車屋さんでは診断機の導入コストが高い(数十万~百万円超え!)ので、VWを扱っていないお店も多いです。
特殊な整備ノウハウが必要だから

Volkswagenは設計が国産車とちょっと違います。
- エンジンの配置や補器類の取り回し
- DSG(デュアルクラッチトランスミッション)
- 欧州車特有の足回り設計
これらが、国産車の整備感覚と違う部分が多いんですよね。
たとえば、VW特有のDSGミッションのオイル交換とかは、専用の知識と技術がないと逆に壊してしまうリスクも…。
➡ 慣れてない車屋さんだと、手を出すのが怖いというのが正直なところ。
パーツ供給ルートが限られるから

国産車はディーラー系や部品商が豊富にありますが、VWなどの輸入車はパーツ供給ルートが限られることも。
- 純正部品はディーラー経由じゃないと手に入りにくい
- 社外部品も、VW専用パーツの取り扱いがある業者でないと難しい
➡ 普通の車屋さんでは部品が取り寄せできない・納期が読めないことが多いんです。
トラブルが起きやすい箇所が独特

VWは例えば…
こういった欧州車特有のウィークポイントがあります。
これは、国産車専門の工場だと「そもそも経験が少なくてわからない」というパターン。
➡ 慣れているVW専門店なら「この型式だとそろそろこの部品が怪しいな」という予測ができるけど、普通の車屋さんだとそこが難しい。
VWは専門店が安心

画像引用元:VW・Audi専門店ナイルプラス
VWオーナーさんはVolkswagen専門店や輸入車に強いショップを選ぶのが安心。
整備士さんもVWに慣れているので、トラブルの早期発見や的確な修理が期待できますよ!
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