車好きなら一度は憧れる「Golf 7 GTI」。
Volkswagenの代表的なスポーツハッチバックであり、高い性能と日常の使いやすさが魅力です。
しかし、憧れだけではクルマは維持できません。
そこで今回は、中古のGolf 7 GTIを購入し、5年間所有し、その後の売却も考慮して実際にかかる費用をシミュレーションしてみました。

中古車購入価格
まず、Golf 7 GTIの中古車市場価格はどの程度でしょうか?
2024年時点での平均的な中古価格は、およそ200万円〜300万円です。
今回は中間の250万円をベースに計算してみましょう。
初期費用
中古車購入時には車両価格以外にも諸経費が必要になります。主な費用は以下の通りです。
- 自動車取得税:中古の場合、約5万円
- 自動車重量税:24,600円(3年分)
- 自動車税(初年度):39,500円
- 登録諸費用(検査登録手続き代行料等):約10万円
初期費用の合計はおおよそ20万円程度となります。
年間維持費の内訳
ここからは年間でかかる維持費を見ていきましょう。
自動車税
Golf 7 GTI(2.0L)の年間自動車税は39,500円です。
任意保険
任意保険料は年齢や保険会社によって異なりますが、一般的な30〜40代男性の場合、年間およそ7万円程度が平均です。
燃料代
Golf 7 GTIの実燃費はおおむね10〜12km/Lです。仮に年間走行距離を1万キロ、燃料価格を170円/Lとすると、年間燃料費は以下のようになります。
- 年間走行距離1万キロ ÷ 実燃費11km/L = 約909L
- 909L × 170円 = 約154,530円
燃料代は年間およそ15万円前後です。
車検費用
車検費用は、法定費用(重量税、自賠責保険料など)と整備費用を含めて約15万円〜20万円ほどかかります。今回は中間の17万円で見積もります。
5年間では2回の車検を受けるため、総額34万円ほどかかります。
メンテナンス費用
Golf 7 GTIのメンテナンス費用は年間約5万円〜10万円程度です。ここでは年間7万円で計算しましょう。
タイヤ交換(約4年で交換推奨):約10万円(1回分)も加算します。
5年総額:7万円 × 5年 + タイヤ交換10万円 = 45万円
駐車場代
自宅に駐車場がない場合、都市部の月極駐車場代はおおよそ1万円〜3万円程度。
月2万円の駐車場の場合、年間24万円、5年で120万円になります。
売却価格のシミュレーション
5年間所有した後のGolf 7 GTIの売却価格はどのくらいになるでしょうか?
一般的に、Golf 7 GTIの残価率は比較的高く、5年後の中古市場価格は購入時の約40%〜50%程度とされています。
ここでは中間の45%を想定すると、購入価格250万円の45%=約113万円の売却価格が見込めます。
5年間の総費用まとめ(売却を含めた実質負担額)

これらをすべてまとめて計算します。
- 車両購入価格:250万円
- 初期費用:20万円
- 自動車税:39,500円 × 5年 = 197,500円
- 任意保険料:7万円 × 5年 = 35万円
- 燃料代:15万円 × 5年 = 75万円
- 車検費用(2回):34万円
- メンテナンス費用:45万円
- 駐車場代:120万円
【5年間の維持費総額】
- 車両購入費用+初期費用:270万円
- 維持費合計:197,500円(税金)+35万円(保険)+75万円(燃料)+34万円(車検)+45万円(メンテナンス)+120万円(駐車場)=約306万円
【売却後の実質負担額】
- 車両購入費用270万円 + 維持費306万円 - 売却価格113万円 = 約463万円
結論:中古Golf 7 GTIの実質コストは?
Golf 7 GTIの購入から5年間所有し、その後の売却を考慮した場合の実質負担額はおよそ463万円となりました。
売却価格を考えると、Golf 7 GTIの維持費はやや抑えられることが分かります。
高性能と所有する喜びを考えれば、比較的リーズナブルな車と言えるでしょう。ぜひしっかりとメンテナンスをして、賢く楽しいカーライフを送りましょう!
コメント